「10歳から身につく 問い、考え、表現する力」〜10歳の子供がいても、いなくても。10歳の頃の自分を振り返るためにも。〜
最近、読書する時間がなかなか取れない中だったけど、1番当たりだった本。
10歳から身につく 問い、考え、表現する力 僕がイェール大で学び、教えたいこと (NHK出版新書)
- 作者: 斉藤淳
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2014/09/12
- メディア: Kindle版
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そもそも、子供もいないし、結婚すらしてない僕が、
なんでこんな書名の本を読んだのか…?
確かAmazonのKindleセールみたいのだったからなんですけど、
最近、姪っ子が可愛すぎて、
もう親になった気分で、読んでみたって次第でございます。
読むまでは、
・著者(斉藤淳氏)がどんな人なのか、
・イェール大学がどんな大学なのか、
・親世代以外が読んでも意味あるのか、
とかとか、なんにもわかってなかったけど、
今なら、
・著者(斉藤淳氏)がどんな人なのか、→すごい人。
・イェール大学がどんな大学なのか、→すごい大学。
・親世代以外が読んでも意味あるのか、→すごい意味ある。
ってことがわかりました。
…まじめに書くと、
自分が子供の頃ってどんなこと考えてたのかなー
とか
これからどういう「大人」になっていけばいいのかー
とか
どういうふうに生きていこうかなー
とかとか、考えるいい機会になりました。
「正しく学ぶ方法と、自ら問うことを忘れなければ、君はなににだってなれる」ということがメッセージみたいで、
最近、方向の合った努力は報われる的なことをよく聞くけど、
10歳ぐらいでこの言葉に出会ってたら、どう反応してたかなーと思いながら読み進めてみました。
イェール大学は「教養教育」にこだわっているそうで、
僕が大学生の頃は、教養って言ったら、単位が簡単にくれる授業って認識しかなかったですが、
イェール大学のレヴィン総長曰く、
「科学の最先端に立ってみればわかりますが、何が真理かは必ずしも自明でなくなることがあります。新しい検証課題に対して、新しい手法を考案しながら立ち向かわなければならないことが多いのです。
真に革新的な課題に取り組んでいるときには、それまでに答えのない課題に対して批判的に、そして真剣に取り組んだ経験が生きてくるものです。だからこそ、将来は物理学者になるかもしれない若者が、第一次大戦がなぜ勃発したのか議論することが大切なのです。未来の生物学者が、シェイクスピアを分析的に読んでいくことも同じ意味で必要なことです。困難な時代だからこそ、政治や実業の世界で指導者としての役割を果たしたいなら、情報を分析的かつ論理的に見つめる能力が必要になります。だから法科大学に進学する学生が解説学や離散数学を学んだりする必要があるのです」
ということで、こういう生き方ってすごくいいなって思う…。
ただまずは1本目の軸というか生きていく道を見つけなきゃいけないんですけど。
まずこの本に出会って、
こういう風に自分なりにまとめてみて、
これを一つの考え方として、色んなものや人に関わっていけたらいいんじゃないでしょうか。
ということで。
他にも、面白かった部分のざっくり引用。
・古代中国で、食客を養い、色々な意見・知識を求めることができたのは貴族だけ。でも現代社会はネットでその特権を手にしている…ただそのことを意識して、準備していますかと。
・問いを発し、論理的に考え、仮説を設定して、検証する。頻繁に抽象と具体を往復。いきなり具体的な正解に飛びつくな。
・本を読むメリット[コストが安い][一定の品質保証][自分の知識・価値観との照らし合わせ]
・passiveに過ごすか、activeに過ごすか。
などなど。
書名からは想像できないぐらい、
読む立場や、人によって色んな読みからができる良書だと思います。
ぜひぜひ。
でわーん。
10歳から身につく 問い、考え、表現する力―僕がイェール大で学び、教えたいこと (NHK出版新書 439)
- 作者: 斉藤淳
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2014/07/09
- メディア: 新書
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10歳から身につく 問い、考え、表現する力 僕がイェール大で学び、教えたいこと (NHK出版新書)
- 作者: 斉藤淳
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2014/09/12
- メディア: Kindle版
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うどん平。【博多 うどん】でググれば出てくるうどん屋。
ゆで卵を気軽に食べるには…ってことでコンビニ大手3社に頼ってみました。
3年ぐらい前から自分の中で、ゆで卵ブームが来ておりまして。
卵1パック(10個入)を買って、
その日は卵かけ御飯、
下手したら翌日以降は残り9個をゆで卵的な生活を暮らしてはいたものの、
・茹でる作業、
・賞味期限を考える手間、
・食器を洗う手間、
等々を考えると、なかなかスーパーで卵に手を出すことができず、
どうしようっていう葛藤もしばしば。
仕事途中にも食べたいし…ってことで。
…そう言えば、コンビニににあるじゃん!
コンビニは日本全国に5万社っていうのは知っておく数字ってことらしいので、
ついでに是非。
(具体的な数字は→JFA:http://www.jfafc.or.jp/folder/1/img/20141020141200.pdf )
ってことで?まぁ大手3社に頼ってみました。
①セブン・イレブン(1個:70円、2個140円)
言わずと知れた、業界最大手。
他のところで成功したら真っ先に真似して、
さも自分たちが作ったかのように振る舞うイメージのコンビニですが、
それこそ最大手で入れる極意なのか。
②ローソン(1個:78円 2個:多分倍)
なんかローソンだけ、パッケージにも自分の名前をうたってないのね。
そして他2社が鶏卵+食塩だけだったのに、
にがりと砂糖まで。
③ファミリーマート(1個:70円 2個はなく、温泉卵あり)
ファミマだけ、栄養成分表示がなし。
(ちなみにゆで卵って65kcalぐらいらしいです。)
さて、実際の中身。
まずは殻付き。
どれがどこかわかりますか?
位置関係は3枚の写真とも同じです。
左から、ローソン・セブン・ファミマ。
殻は、ファミマのだけ色着いてて、
剥くと、全部一緒、
割ると、セブンのがちょっと変な色。
まぁだから?って感じだと思います。
重要な味のお話し。
結論から言うと、自分で茹でたのが一番美味しいっていうお話しにはなるのですが。
(一気に3つ食べたからっていう理由じゃなく、
初めてゆで卵食べながら気持ちが萎えてしまいました…)
ローソン:味が薄い。塩つけたら2番目に美味しい。
セブン:色があれなので、食欲減退。塩味しっかり、でもなんか白身が変な食感。
ファミマ:味濃い目。そのままでもまぁ食べれる感じ。(1番良い。)
コンビニの味付け卵の作り方は、
茹でた後、がっつり塩入れた水に1日浸けとくってだけ(らしい)
っていうのもあんまりいい響きじゃないしね…。
うん、まぁ今後は、
めんどくさくても、自分で茹でるか、
温泉地に行って温泉卵を食べるかっていう選択肢ですな。
(箱根のどこかの。)
いい勉強になったし、
今後コンビニに行っても無駄な誘惑はなくなった訳であります。
何事も一旦試すべきってことも再度学べました。
でわーん。
「僕らはまだ、世界を1ミリも知らない」って言ってみたい。
天神(福岡)のTSUTAYAでの展開っぷり。
太田英基氏( @mohideki )著。
って言っても、知らないって方はググってください。
(世界一周から、日本人の英語力不足、英会話の重要さを痛感して、
フィリピン留学の口コミサイト
フィリピン留学の日本最大級口コミ情報サイト【School With】
を運営されてる方です。)
前作「日本がヤバいではなく、世界がオモシロイから僕らは動く。」
に引き続き、優しい感じで海外への刺激をかき立ててくれます。
内容的には、著者が2年間で行った、世界一周の旅行記。
って言うと、「ふ〜ん」って感じになっちゃうけど、
目的を持って、その視点を持ったまま、2年間を続けると、こうも興味深くなるのかと。
場所じゃなく、人を軸に周り続けると、こうも旅は興味深くなるのかと思わせてくれた本。
多分、書けば膨らむ話はそれこそ書ききれないくらいあっただろうけど、本当に最小限にまとめてくれてる。
僕自身も、海外でも国内でも、
そこで会った人、会話した数少ない人がその国・地域の全てになってると思います。
香港ではすごく格差を感じたし、
インドでは本当に人のことを考えてくれる人が多いなーとか、
屋久島でもおじさん達に助けられたし。
…逆に、英語が日常会話程度もできないころに行った海外では、特に「人」の印象が残ってない。
これってほんともったいないと思うし、やっぱり「言葉」「会話」って大事なんだなと。
僕はありがたいことに3ヶ月香港で英語を勉強する機会をもらったけど、
太田さんはフィリピンで。元々は本当に英語ができなかったそうです。
(そこからフィリピン留学の日本最大級口コミ情報サイト【School With】を。)
やりたいことを決めること。
そこから手段を考えるという思考の流れもこの方から学べること。
そして、この本からは、ちょっと本筋からズレてるかもしれないけど、
[目標を持って、それを忘れず継続すると、なにかに繋がる。]的なことを。
他の分野にも言えることだと思うので、そこは忘れずに。
そして、これだけ世界を知ってるっぽい人でも、
「僕らはまだ、世界を1ミリも知らない」
って言い切れる潔さ、また海外に出たくなりました。
海外に行きたい人、
海外に最近関わってないなー懐かしいなーって人、
海外とかどうでもいいなーとか人でも楽しめると思います。
でわーん。
資本主義の終焉と歴史の危機〜現状把握のために〜
帯に内田樹さんとか佐藤優さんとかの有名どころが推薦!って書いてあって、
半年ぐらい待ったけど、Kindle版がでないので断念。
紙の本で購入。
【 資本主義の終焉と歴史の危機 / 水野和夫著】
でも、紙で買って正解でした。
それだけ周りの人に見せたい本っていうこと。必読かと。
今までの流れからの現状把握と、これからのなんとなくの流れの確認ができる良書。
日本だけじゃなくて、世界的に金利が低くなっている今の状況。
これって16世紀末から17世紀初頭にかけてのイタリアと同じ状態だそうです。
その「長い16世紀」と言われた時代は、海へ出て行って「周辺」と言われる途上国へ進出していけたので、「もっと先へ」って成長できました。
けど、今は、アフリカが出てきた時点で、「周辺」はなくなったよね、んでもうすでに、先進国と途上国とかいう「地理的・物的空間」に先はなくなってきて、英米は「電子・金融空間」まで広げて、「もっと先へ」っていうことを追求してきたけど、それももう限界が見えてきた…。
っていうのがざっくりとした本書の内容。
その中で、
グローバリゼーションの言葉の定義を改めてしていたり。
[ヒト・モノ・カネが国境を自由に超えるプロセス]ではなくて、
常に周辺を求める、[「中心」と「周辺」の組み替え作業]だということ。
その中で、今は同じ国内に「周辺」を求める末期になってるらしい。
*周辺の変遷:先進国同士〜途上国〜同じ国内(アメリカ:サブプライム層、日本:非正規社員、EU:ギリシャ等)
ってことは民主主義も成り立たなくなってくるってことでもあり…。
あと自由化の正体ってことで、ウォーラーステインって人の言葉を引用してるのが、
「自由主義は、最弱の者と自由に競争でき、抗争の主役ではなく、犠牲者であるにすぎないか弱い大衆を搾取できる完璧な力を、最強の者に与えたかったのである。」
っていうのもあったり。
と書いてて、この本は完全に僕の好きじゃない流れ(反自由主義、反成長)だったんだと確認しながらも、
ただこの流れは完全に客観視されてる流れだったので文句は言えず…。
最終的な流れは、前向きの「脱成長」、「脱成長という成長」という今までの歴史でなかった流れを作っていきましょう。それまでは現状維持でしのぎましょう。
というまとめ。
それまでの現状維持の間に、
「地理的・物的空間」を宇宙まで広げたり、
「電子・金融空間」の「もっと先へ」の空間が作られたりすると思います。
その中に関わっていけたらいいなーと思い、まとめとさせて頂きますかな。
でも残念なことに。
実はこれでは全然まとめきれてないってことにも気付いたので…
歴史は繰り返すとか、
歴史を把握してこそ今がわかるとか、
そういったことも含めて、とりあえず必読だと。
でわーん。
夜の動植物園。
Egg's Things に並んでみた。in Fukuoka。
まぁめっちゃ混んでました。
ちょうど1回転目が入った後らしかったけど、実際待ったのは45分ぐらい。
朝だからかなーと思いきや、食べ終わるころ(11時)にも、
その後通りすがったとき(15時)ぐらいも、同じぐらいの列だったんで、MAXでも1時間ぐらい待てばいいのかも。
実際頼んだのは、