嫌われる勇気なんかいらないでしょと思いながら読んでみた。〜Alfred Adler〜
既に結構売れてたし(天の邪鬼)、タイトルもあんまり好きじゃなかった(嫌われる勇気?そんなもん改め言われても)…けど。
我慢できず。
内容も知らなかったけど、
アドラーっていう哲学者の考えをそのまま身につけてる[哲人]とその考え方に反駁し続ける[青年]の会話本っていう形式の1冊。
以下引用するだけで、楽しそうな内容と思えると思います。
「これまでの人生になにがあったとしても、今後の人生をどう生きるかについてなんの影響もない」、トラウマも、環境も関係なく、ただライフスタイルを選び直せばいい。
「AだからBできない」Aさえなければ、私は有能であり価値があると暗示している言葉。ある意味自分を守る為の言葉。
ほんとにきつい一言。少なくとも僕には。
言い訳もなにもできなくなるしね、まぁ ある意味すごい背中を押してくれる言葉でもあると。
「自由とは、他者から嫌われることである」他者の評価を気にかけず、他者から嫌われることを怖れず、承認されないかもしれないというコストを支払わないかぎり、自分の生き方を貫くことはできない。
ここで出てきたサブタイトル。
他人と自由とどっちが大事なの?ってことで、そこをしっかり認識しましょうと。
自分勝手に振る舞え!ってことじゃなくて他人の目を気にしすぎることなと解釈。
「誰かが始めなければならない。他の人が協力的でないとしても、それはあなたには関係ない。私の助言はこうだ。あなたが始めるべきだ。他の人が協力的であるかどうかなど考えることなく」
こういうメンタルってほんとに難しい。はじめの第一歩。そのときは白い目で見られたとしても。勇気を持つこと。
「変えられるもの」と「変えられないもの」を見極める。
「神よ、願わくばわたしに、変えることのできない物事を受け入れる落ち着きと、変えることのできる物事を変える勇気と、その違いを常に見分ける知恵をさずけたまえ」by カート・ヴォネガット
今の会社でも変えられないものに言い訳(文句)を言うんじゃなくて、帰られるものに全力でという感じのことが言われてるけど、リンクした。
あきらめるという言葉は、元来「明らかに見る」ということ、つまり物事の真理をしっかり見定めること。
諦めるって言葉はマイナスな言葉じゃないってこと。
「いま、ここ」に強烈なスポットライトを当てていたら、過去も未来も見えなくなる。過去にどんなことがあったかなど、あなたの「いま、ここ」にはなんの関係もないし、未来がどうであるかなど「いま、ここ」で考える問題ではない。人生における最大の嘘、それは「いま、ここ」を生きないこと。
「いま、ここ」を変なこと(他人の目)とか気にせずに頑張らないとね。
変なこと考えてるとその場全力なんかできないだろうしね。
「一般的な人生の意味はない」「人生の意味は、あなたが自分自身に与えるものだ」
うん、完全に僕の備忘録になった。
(左)単行本 (右)kindle版
この引用見ただけで充分とか嬉しいことを言わずに是非。
嫌われる勇気、改めて持ってみるのもいいと思えます。
でわーん。